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大好きなのは・・・        ロバート・カーライルさん♪  


by koujitu3
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『シベリアの理髪師』

オレグさんのキュートさはちょっとおいておくとして、この映画、面白かったシーンがたくさん。
一晩たって、残っているのはそういうシーン。

オレグさん演じる、トルストイ達、士官候補生の生活ぶりや、友情、先生の暖かさなど、嬉しい話になっていて、見ていて楽しい事このうえなし。
衣装は素敵だし。 戦争は嫌だけど、軍服や制服は、びしっと着こなされていると、見ていてとても美しくて大好きです。 訓練自体は歓迎しないけれど、訓練の成果の、あの行進風景なども、素敵ですよねえ。そういう美しさが存分に味わえます。映像がとても綺麗でした。

主役のジェーンを演じるジュリア・オーモンドさんもぴったりでしたね。いかにも、っていうアメリカ女でした。
ただね、この二人の恋が上手くいかなった後からの展開が、どうもしっくりこなくてねえ。
映画全体としては、もうちょっと何かが足りない気がしてしまいました。

いかにもロシアらしい映画だったのかもしれませんね。
面白くて、重いのに軽くて。
私は楽しめました。好き、かな。
オレグさんは超キュートだったし。
で、どれくらいキューとかは、こちら(左から2番目がオレグさん♪)とこちら(真ん中の膝立ちをしているのがオレグさん♪)をどうぞ♪(黄色い部分をクリックしてみてください。ダウンロードに少々お時間を)
(映画だとおっきなまん丸お目目をくるくるさせてもっとキュートな映像がいっぱいですよ♪)
しかし、この映画を撮られた時はオレグさん39歳なのですよ。で、20歳の士官候補生がぴったりあっているという・・・ 

オレグ・メンシコフさん、前回の記事で紹介したファンサイトをご覧いただければ詳しく書かれていますが、1960年モスクワ生まれ、おとうさんはエンジニア、おかあさんはお医者さんの一人っ子だそうです。ピアノとヴァイオリンを小さい頃からやっていらしたとか。映画の中でもピアノをじょうずに弾かれますよ。

ちょっと検索してみた結果、ここここの記事がよかったです。


追記  2回目鑑賞。一回目と違って、筋を追わなくてもよくなると、役者さん自身がもっとよく見えますね。ええ、オレグさんはほんとに可愛い役ですよ♪ あんなに馬鹿な役なのに、馬鹿じゃなくて可愛いとしか思わせないところが凄いですよ。
それから、この映画、ちょっと欲張りすぎているのかも知れない、と思いました。ストーリーとしては、もう少し削ぎ落とすと、後半がもっと活きてくるのかも。でも、こうやって、あれもこれもあるのもロシアなのかな、とも思います。
それと、時々ロシア語でほとんど英語なのですが、これ、ジェーンが絡まない部分は全部ロシア語だともっと良かったのではないかしら。士官候補生同士の会話がロシア語でされている部分など、とっても活き活きしていてよかったと思うのですよ。
もう一回くらい見なくちゃ。


追記その2  オレグさんが歌う、「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」の歌詞の訳です。

もう飛べないぞ 愛の蝶よ
夜も昼も飛び廻り
美女を悩ませる
可愛いナルシス 愛のアドニス 
美しい羽根も
優雅な帽子も
長い髪も きれいな服や紅ともお別れだ
兵士になるのだ
大きな口髭 固い背嚢
肩に鉄砲 腰にサーベル
高い襟 威厳を保ち
大きな帽子 大きなターバン
名誉は大きく 財布は軽い
ファンタンゴの代わりに泥の中を行進だ
山や谷 
雪や暑さも構わず
ラッパと大砲に合わせて行く
砲弾が耳をつんざく
カルビーノ 勝利と栄光のために  
               (シネオペラ「フィガロの結婚」の字幕より)


この詩の意味が解る方が、映画が面白くなると思うのです。
監督は「フィガロの結婚」は知っているものとして、この映画を作っていらっしゃるのでしょうね。
士官候補生が歌う歌として、ぴったりですよね。
かつ、オレグさん演じるアンドレイの運命も予感させる歌です。

ついでに、アレクセイが暴挙に及ぶ時、演じられるのはフィガロの2幕。
あの幕は、嫉妬心がテーマなので、実にぴったりアレクセイの心情と合致するのです。
監督、巧い!
by koujitu3 | 2006-08-25 11:21 | オレグさん