人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大好きなのは・・・        ロバート・カーライルさん♪  


by koujitu3
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

たのしめました

関西ニ期会の室内オペラシリーズVol.16 オペラ 『ドン・ジョヴァンニ』 を観てきました。
モーツァルトのドン・ジョバンニがよく知られていますが、今回のは、G.ガッツァニーガ作曲/G.ベルターティ台本の作品でした。
モーツァルトのドン・ジョバンニも見た事はないのですが、本などで知っているストーリーと比べて、今回見たガッツァニーガのドン・ジョバンニの方が、ストーリーが短くて、単純で分かり易いように思いました。(とてもよく似てはいるのですが)
ストーリーに面白い要素が盛り込まれているので、楽しくみました。

実は、これを観に行ったのには訳がありまして・・・
家のおチビさんの学校の音楽の先生だった方(昨年転勤されたので、過去形です)が、主役のドン・ジョバンニを演じられるというので、観たい!と申しまして、行く事になったというわけです。
(その先生、好きな先生だったのです)
私も、おチビちゃんも大満足で帰ってきました。
私達には、先生が一番良かったから!
先生のお声が悪くない事は知っていましたが、舞台であんなに良いお声だとは思っていませんでした。よく通るし、声量もあるし、柔らかいテノールです。
こんな事をいうのは申し訳ないのですが、素人なので許していただくとすると、どうも他の方達のお声は弱くて・・・ きれいではあっても、私はつまらない。しっかり、強弱のメリハリが欲しい。
ピアノでも聞こえるピアノであるためには、フォルテはもっとフォルテである必要が生じてくるわけで・・・ 
そこなのですよね。海外の一流と言われる方の公演との差を感じてしまうのは。
身贔屓かもしれないけれど、先生のお声は通用する気がしました。
ただ、身長は普通におありなのですけれど、細い方なので、見栄えがしない。そこがちょっと残念。それと、華やかさもないかな・・・
ヒロインがたぶん一番の聞かせどころのアリアを歌い上げた時、盛大な拍手が起こったのですが、私はあれ、だめ。頑張って歌われたのはわかりますが、あんなふうに、やっとやっとのキンキン声は嫌。アリア・カラスさんの歌を聴いて、凄いなあと思うのは、そういう気持ちにはまったくさせないところ。どんなに高い音も決して耳障りではないお声で歌われるところ。やっぱいなあ、と、改めて思ってしまいました。

尼崎のアルカイックホール・オクトでありました。ここに行ったのは初めてなのですが、こじんまりとした良い雰囲気の会場で、私は好きでした。
オーケストラがボックスではなく、客席と同じフロアにあり、オケもふつーに観る事ができて、楽しかったです。チェンバロの音がよかった!台詞の転換時(?)といいましょうか、よいタイミングのときにチェンバロ単独でちょっと音がはいるのですが、それがとても効果的で気にいりました。

なにはともあれ、楽しんで帰途に着いた、幸せな時間でした。
おチビさんは、また行きたいそうです。(笑)
でも、先生が主役をなさる事はそんなにないでしょうからねぇ。

余談 このチケットの購入に際して、ちょっといろいろありました。
    というのは、ホールのプレイガイドに行く方が、お席を確かめて購入できていい
    かな、と、確認せずにホールに行ったら定休日で買えなかった、どじが一度。
    次はちゃんと確かめて行ったのに、結局買わずに帰った事が一度。
    というのが、ホールのプレイガイドで扱っている席がとても少なくて、直接関西
    ニ期会に頼んだ方が席があるのでは?ということを教えて頂いたので。確かに
    そのとうりでした。でも、そのことを、ホールにTelして、チケットが残っているか
    どうか聞いた時に教えて頂きたかった。
    おかげで、尼崎に何度も行かせて頂きましたわ。
by koujitu3 | 2006-01-21 23:04