大好きなのは・・・        ロバート・カーライルさん♪  


by koujitu3
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ラングストン・ヒューズの詩

今日、聞かせていただいた詩がとても胸を打つものだったので、ご紹介します。

  
   母から息子へ

 ねえ 息子や おまえに話しておくがね
 私の人生って 磨き石の階段みてえなもんじゃなかったよ   (磨き石:クリスタル)
 階段には 鋲釘がでていた                      (鋲釘:くぎ)
 それに ささくれも
 そして 張り板は避けてめくれ 
 そして 床には敷物もない
 むき出しの板の間だった
 でも ずうっと
 登り続けてきたんだよ
 おどり場にたどりつき
 角を曲がり
 ときには 明かりのない
 暗がりのなかも通ってさ
 だから おまえ ふりむくんじゃないよ
 ちょっとばかり きついって思ったって
 階段にへたり込むんじゃない
 いま ぶっ倒れちゃいけないよ
 わたしだって まだ歩いてるんだよ ねえ おまえ
 わたしだって まだ登ってるんだからね
 それに 私の人生って 磨き石の階段みてえなもんじゃなかったよ

                                ラングストン・ヒューズ詩集
                                『ふりむくんじゃないよ』
                                リー・ベネット・ホプキンス選
                                古川博巳・吉岡志津世訳
                                国文社


聞いていて、胸が熱くなってしまってね、本を貸していただいてきました。
ラングストン・ヒューズさんは、1902年生まれで、1967年に亡くなられたアメリカの人です。「黒人の桂冠詩人」といわれた方だそうです。
1926年に最初の詩集『もの憂いブルース』を出して「ハーレム・ルネッサンス」を代表する詩人となったそうです。児童文学の仕事にも取り組まれています。
上の詩だけではなく、この詩集の詩、どれもまっすぐに心に届いてくるように私には思えます。
その時代の、アメリカの黒人だったからこそ、という詩が多いのですが、でも、私にも解るのです。
特に子供向けに書かれたわけではないのに子供達が支持するそうですが、さもありなん、とても若々しい感性の詩がたくさんあります。
もうひとつ、

    四月の雨の歌

 雨に 接吻をしてもらおうよ               (接吻:キッス)
 雨に 銀色の滴で 頭を叩いてもらおうよ
 雨に 歌ってもらおうよ 子守歌を

 雨は 歩道に 動かない水たまりをつくるよ     (水たまり:プール)
 雨は どぶに 走る水のプールをつくるよ
 雨は 夜 屋根のうえで 眠りを誘う歌を奏でるよ

 それで ぼくは そんな雨が好きなんだ


他は書店か図書館でご覧になってみてください。  

                           ( )は本に付けられていた振り仮名です。
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by koujitu3 | 2006-01-13 22:25